こんにちは。TABATIMEライターのマエちゃんです。
田端駅から徒歩10分、西日暮里駅から5分のところに位置する「シルクロード」というカレー屋さんをご存知でしょうか。道灌山通り沿いに「カレーは別腹」と大胆に書かれた看板を掲げるのは、インド・ケララ州出身のマノジ・クマールさん。
2017年2月のオープン以来、会社帰りのサラリーマンや女性を中心人気を集め、テレビや雑誌からの取材依頼も多数。部類のカレー好きマエちゃんはその常連です。めちゃくちゃ美味しいんですよ。辛すぎず濃厚だけど、さっぱりとしていて夜に食べても胃もたれしません。
こちらはシーフードカレー。塩分強めの南インド仕様です。
「仕込み一緒にやりたい」とお願いしたら快諾してくれたので、今回は私が目撃した”美味しさの秘訣”をお伝えします。
目次
【おいしさの秘訣その1】3時間煮込んだスパイス
家庭でインドカレーを作るときはミックスされたスパイスパウダーで具を炒め煮するのが一般的ですが、「シルクロード」のカレーには煮込んだスパイスが配合されています。クマールさんは20キロの玉ねぎとオールスパイスを3時間かけて煮込むのだそう。
寸胴鍋を覗き込むと、濃いスパイスの香りが立ち上ります。
このスパイスをミキサーでドロドロに砕き、スパイスで炒めたカレーの具材に加えます。取材後に家庭で実践したところ、これがあるのとないのでは香りが大きく違いました。
【おいしさの秘訣その2】ビリヤニのお米は2回炊く!
「シルクロード」の看板メニューであるビリヤニの具材は日替わりです。この日はシーフードビリヤニでした。ビリヤニとはインドの炊き込みご飯で、食感はスパイシーなピラフのような感じです。
荒く砕かれたスパイスの香りがお米にしっかりとついていて、インド好きにはたまりません!現地のビリヤニよりも具沢山で油っぽさがなく、全人類におすすめしたい逸品です。
ビリヤニ作りの過程で驚いたのは、お米を2度に分けて炊いていたこと。
1度目は、ローリエ、カルダモン、パクチーなどを加えたたっぷり水でインド原産の「バスマティライス」を炊きます。
2度目は、具材やスパイスを加えて大きな鍋で炊きます。炊き上がりはこんな感じ。「バスマティライス」がふっくら炊かれて起き上がっています。なんて愛おしいんだ……。
【おいしさの秘訣その3】インドのハイエンドホテルで修行を積んだ敏腕シェフ
「シルクロード」の店主であるクマールさんは、料理の道18年のベテランシェフです。
クマールさんはインドの首都・デリーや、観光客が集まる地域のホテルで、シェフとして10年間修行。外国人にも好まれるインド料理を学びました。
30歳の時に来日し、神戸や北浦のインド料理店を経て西日暮里に「シルクロード」をオープン。ほぼひとりでお店を切り盛りしています。
休みも少なく大変では?と尋ねると、お客さんと話すのが楽しいから、疲れる時もあるけれど頑張れるとのこと。その言葉通り、お店からは常連さんの楽しそうな声がよく聞こえて来ます。お客さんとの距離がとても近いシェフです。ちなみに私が以前開催した「たんす市」にも遊びに来てくれたんですよ。
原稿を書いているうちに食べたくなってしまった……!
「シルクロード」店舗情報
店舗名:シルクロード
定休日:火曜日
営業時間:11:30〜14:00(店内13:30L.O)、17:30〜23:00(店内22:30L.O)
座席数:6席(カウンターのみ)
住所:東京都荒川区西日暮里4-23-1
アクセス:西日暮里駅より徒歩5分、田端駅南口から徒歩10分
【お知らせ】田端マップが完成!
田端の飲み屋さんやお食事処など地図のように見れます。TABATA MAPへ
田端の立ち飲みといえば タバタバー 。
こちらに、リアル版タバタローカルマップが完成!
あなたの知らない田端が見つかる?! タバタバーへ