こんにちは!
田端駅から徒歩5分ほどにある「WISH LESS gallery」 のオーナー、永井です。
以前TABATIMEで取り上げていただいてからは、地元のお客さんも増え、よくわかんない店だと思ってたけど、来てみたら面白い所なんだねぇというコメントを頂く事も多くなりました。
アートに興味はあるけど、ギャラリーでは一体どんな事やってんの!?と、ちょっと一歩踏み出せない方も沢山いるとかと思いますので、この場をお借りして、現在開催中の展覧会と作家さんについて色々とご紹介させていただきます!
- WISH LESS については過去の記事(リンク)をご覧ください。
「WISH LESS gallery」田端にこんな素敵なギャラリーがあるなんて知りませんでした
目次
フランス人アーティスト「コンタン・シャンブリ」の個展開催中
現在、フランス人アーティスト「コンタン・シャンブリ」の個展を開催しています。
彼の名前、英語では Quentin Chambry と書くので、クエンティン・シャンブリーと読んでしまいそうですが、ここはフレンチを意識して、コンタン♪と読んでください。弾んでいきそうな可愛い名前がずるい!
作品はというと、これまたキュートな絵がずらり。
まるで子供のいたずら描きのような自由で遊び心のあるタッチです。
コンタンお気に入りの「アリ」の絵を筆頭に、動物や人間、謎のキャラクターなど思いつくままにスケッチしています。
中でも気になるのが「カッパ」!!!何故かカッパの絵がやたらある!
しかも立体でも作っちゃった。
なんでカッパなの?と思い返してみると、、、そう言えば来日直後に王子のサイゼリアへ連れて行った時にカッパの看板を発見して「カッパ〜〜!?」叫んでたっけ。
好きな理由はこの後のインタビューでお答えしますよ。
日本特有のお化けであるカッパにシンパシーを感じるコンタン。目の付け所が違いますね。
コンタンに10個の質問をしてみた
という事で、いま開催中の展示の事、日本の事などなど、10個の質問をぶつけてみました。
絵を描き始めたのはいつから?
僕のおじいちゃんが動物画家だったので、昔からよく動物の絵を描いていたんだ。
絵の勉強をしてた時よりも今の方が自由で、制作に対する意識も高いと思う。
どのくらいの頻度で絵を描くの?
ラッキーな事に、絵を描く時間はたっぷりある。というか決まった時間に描くのは得意じゃない。だから描きたくなったら描く感じ。昼も夜も関係なく。1人きりで制作に没頭するのが一番だけど、時にはみんなで集まって作品を交換しあいながら進めるのも好きだな。
どんな風にしてキャラクターを誕生させるの?
キャラクターを選ぶ理由は、描いてて楽しいからかな。形とかパターンとかワクワクさせてくれるものが好き。だけどいくつかは個人的な意味や物語があったりする。
例えば…
家にアリが大量にいて、朝起きるとベッドの中がアリだらけなんだ。
それから童話作家フォンテーヌのアリとキリギリスからも影響を受けてる。
だけど僕のアリ塚には不真面目なアリしかいないけどね!
お仕事で絵を描いたりもあるの?
時々あるよ。元々グラフィックデザインを学んでいたので、音楽レーベルやスケートボードブランド、出版社などのデザインが多い。あとは文化施設のヴィジュアル・アイデンティティとか壁画と色々。てか仕事ください!!
スウェットやTシャツは自分で刷っちゃう。
おしゃれな人はみんな持ってるカセットテープのデザイン。フランスで好評の壁画。日本語ってのがポイント!
日本のどこ/誰が好き?
東京はやっぱクレイジー!身近だけど遠い。学生時代から憧れてた。日本語を勉強してたけど、”まだまだ”だね。
真面目に語るとすれば、この大都市は分からない事だらけ。とにかくでかいし、毎日が発見!
東京は道に迷いながら、不思議なヴィジュアル(看板やゆるキャラなど)を見つけるのにうってつけ。
本屋さんや色んなギャラリーに行くのも好きだし、沢山のアーティストにも会った。好きなアーティストは平山昌尚(http://www.himaa.cc)、加賀美健(https://www.instagram.com/kenkagami)、Nanook(http://nanoooook.blogspot.jp)やG-Wave(https://www.instagram.com/513_gwave/)など書ききれない!
WISH LESSの展示ではどんな風に作品を作っていった?
展示の数ヶ月前に制作した作品の他、地元で焼いた陶芸作品をカバンに詰めて日本にやってきたよ。
展示の度に新しいものを作るようにしてる。今回は紙やペンなど一式持参して、ギャラリー内で作ったものばかり。
おすすめはカッパの絵シリーズ!日本のクリーチャー、カッパが大好き。理由は僕もキュウリが好物だから!
「ハーフ人間、ハーフカッパ」とどこで覚えたのか流暢な日本語で語るコンタン。
あと木製の白ヘビも作ったよ。だから今回の展示物はほぼ Made in Japan ってわけ。
短期間で制作するのがモットー。これは展示に限らず、日々のスケッチでも同じ。
立体作品って楽しい?
これは多分紙の上で描く事の延長だと思う。空間への演出みたいな?
展示作品の一つである陶器のポットなんかまさに絵から飛び出して来たもの。花や花瓶の絵を描いてたら、実際に3Dで作りたくなっちゃって。それに立体にすると生きた感じもするでしょ。
白ヘビに関しては逆で、立体ヘビを作ってから絵にしたよ。平面もいいけど、立体も楽しい!
このミカンは何!?
これは友達のアレックスとギョームと組んでるペインティングクルーのロゴみたいなもので、ミカンをモチーフにペイントもするし、展示の度にミカンを置こうって決めたんだ。いわゆる身内でしか分からないジョークみたいなもの。
フランスでの活動を教えて!!
えーっと、僕はレンヌというフランス西部の街出身で、5年前からアーティスト友達3人とでっかい家を借りてシェアしてる。その家には各々の制作スタジオがあって、庭では花や野菜を育ててる。そしてガレージにGallery 126という名のアートスペースを設けて、作家を呼んで展覧会を開いたりしてるよ。色んな作家に会う事の多いギャラリー運営は、自分の作家人生にとっても大きな影響を与えてくれるんだ。
読者に伝えたい事は?
気軽に展示を観に来てください!ヘビは噛み付かないから怖がらないでね★
なるほど〜。ユルさの中にちゃんとしたコンセプトが詰まってる訳ですね。
そんなコンタンは約一ヶ月間、日本に滞在する予定です。
いまをときめく若手アーティストによるポップ&フレッシュなアート作品、そしてコンタンに会いにいらしてくださいね★
オリジナルグッズも沢山ありま〜す!
「コンタン・シャンブリ」展覧会情報詳細
コンタン・シャンブリ 個展「HERE THERE AND EVERYWHERE」
会期:2017年5月7日(日) まで 最終日18時終了
時間:木金 16:00-21:00/土日 12:00-19:00/月〜水 休廊
会場:WISH LESS gallery
住所 : 〒114-0014 東京都北区田端5-12-10(WISH LESS gallaly)
電話 : 03-5809-0696
メール:info@wish-less.com
Quentin Chambry solo exhibition ‘HERE THERE AND EVERYWHERE’
Period : Saturday April 8th – Sunday May 7th 2017
※ We will close at 6pm on the last day.
Opening hours : Thu+Fri 16:00-21:00/Sat+Sun 12:00-19:00
Closed : Mon-Wed
Address : WISH LESS gallery 5-12-10 Tabata Kita-ku Tokyo 114-0014
Tel : +81-3-5809-0696
Email : info@wish-less.com
この記事は「WISH LESS gallaly」の永井様より寄稿頂きました!
- WISH LESS については過去の記事(リンク)をご覧ください。
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