※この記事は田端本のクラウドファンディング企画のリターンとして取材をさせて頂いたものを掲載しております。
どうもさくさく(@pirorin39)です。
北区に観光協会があることを知らない人は実は多いはずです。観光協会と聞くと地方の観光地にいくと案内所のような場所があり、地域のマップとかが置いてあるイメージがあります。2017年4月に設立された北区観光協会。23区には実は各それぞれの区に観光協会なるものがあります(荒川区は案内所はあるものの観光協会はありません)。北区の魅力を発信したり、イベントを行ったりする北区観光協会さんに今回は取材してきました。
目次
北区観光協会とは?
2017年4月に設立された北区観光協会。北区の魅力を伝えるためにイベントをやったり街のプロモーションを行ってりして多くの人に北区の魅力を発信しています。
東京都北区と聞くと山田孝之さんが主演を演じたドラマにもなった漫画『東京都北区赤羽』を思い浮かべる人も多いかと思いますが、赤羽のイメージを持つ方が実際すごい多いです。赤羽で昼から飲めたりするのは以前から有名な話ですが、赤羽だけに限らず昔から歴史のある場所が北区には実はあるのです。
例えば王子にある桜の名所飛鳥山公園。飛鳥山が桜の名所となったのは江戸時代徳川吉宗の時代に1000本以上の桜を飛鳥山に埋めたこから始まります。今や花見と言えば、大きな公園でお酒を楽しむのが当たり前になっていますが、当時は桜は1本で楽しむのが主流でした。市民の娯楽として植えた桜が今でも僕たちの春の娯楽にもなっており長く愛され歴史のある場所へとなっています。
様々な歴史、文化、エンターテイメントを持つ北区を、これまでにない独自の視点から捉え発信し、多くの人に北区の魅力をPRしていくのが「北区観光協会」のミッションになっています。
これまで観光(観光1.0)とは観光ツアーや、観光ガイドを行う範囲を対象とし、北区もその限定された範囲での観光を行っていました。2017年に誕生したPR Stationはその中で、次なる観光の在り方として「観光2.0」をビジョンとして掲げ、活動しています。
(北区観光協会ホームページより)
たしかに観光と聞くと旅行のイメージが強くありますが、住んでいる場所でもちょっとした時間で楽しめる場所だったり、週末に子供と出かけたりと観光とヒトコトで言っても色んな形があります。今までの観光の形にとらわれることなく、新たな観光の形を作っているのです。
ちなみに「北区観光協会」は区の作ったものではなく民間の団体が設立して活動をしています。
今までどんなことをしてきたのか?
とはいっても北区って観光のイメージが全くありません。たしかに住んでいる場所で観光と言われても観光地ではないし、どんなことをしているのかわからないですよね。北区の観光資源と言われてもピンとこない人は多いことでしょう。
今まで「北区観光協会」が取り組んできた事例をいくつか紹介させていただきたいと思います。
赤羽の発車ベルをエレファントカシマシに!
2018年11月16日(金)より、JR東日本の赤羽駅様のご協力を得てJR赤羽駅の発車メロディがエレファントカシマシの楽曲に変更となるとともに、人気コミック「東京都北区赤羽」などで知られる清野とおる氏のイラストによるポスター・横断幕・懸垂幕・ステッカーを制作、11月中旬から順次、赤羽地区の商店街や区有施設、赤羽駅などを中心に設置していきます。
「東京都北区帰宅メシ」プロジェクト
東京都北区でお持ち帰り可能な飲食店を掲載!北区の「おいしい」を自宅に持ち帰ろう!地図の飲食店をクリックすると、テイクアウトメニューや営業時間が表示されます。
※国や都の要請により飲食店の営業時間が急遽変更になる場合がありますので、各店舗にご連絡頂いてからテイクアウトをお願いいたします。
北区で花火を打ち上げる「北区花大会」のプロモーション
「北区花火会」は、北区を代表する民間団体が中心となり、地元の皆さまのご協力をいただきながら開催する秋の花火協働事業です。 北区民ひとりひとりが力を合わせて盛り上げる手作りの催しなので、「花火大会」とせず、親しみを込めて「花火会」と名付けました。 子どもからお年寄りまでが、今まで以上に「地域への愛着」を感じ、荒川の地域資源を活用した新しい観光事業として「北区の地域振興」と「地域イメージアップ」、併せて地域の『絆』を深めることを目的としております。
今紹介させていただいたのは一例に過ぎません。これからは新札の肖像画に渋沢栄一さんが使われることもあり西ケ原にある渋沢栄一記念館の取り組みや2023年建設予定の芥川龍之介記念館など北区はどんどん盛り上がりを見せていくことでしょう。
自分がその地域に住んでいると自分の街の良さに気づくことがなかなか難しいんです。北区に眠る観光資源を色んな人にプロモーションしていくことで、自分たちの地域が実はすごい素敵な場所がたくさんあることにも気づいてもらい、誇りを持って北区に住んでもらいたいという思いをもって活動をしています。
これからの北区について
最後にこれからの北区についてお伺いしてきました。
観光協会はイベントなどを行い、北区のプロモーションをたくさん行ってきました。今はコロナ禍で飲食店や音楽関係などなど様々な方々が大変な時期だと思います。北区観光協会としても今できることを積極的に行っていき、変わる生活の中でできることを楽しんでいきたいと思っています。
これから北区を北区のみなさんが誇れる街にしていくために新しい色んなことをこれからも取り組んでいきます。渋沢栄一さんが世界へと会社を発展させていったように私たち北区民もDNAを受け継ぎ北区を世界へと導いていけるよう、また北区を中心に日本を導いていけるような場所へとみなさんと共にやっていければと思います。
「北区観光協会」概要
会長 大前孝太郎
住所 〒114-0002 東京都北区王子1-11-1 北とぴあ1階
連絡先 TEL:03-5390-1166 FAX:03-5390-1167
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