どうもさくさく(@pirorin39)です
田端に映画館あったらいいなーなんて思ったことありますよね?
実は田端にもあるんです!田端の人もまだまだ知らないみたいです
目次
「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」
「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」田端にある日本で一番小さい、日本で一番やさしい映画館です
2016年9月1800万円以上の募金を受けてこの映画館は出来ました
座席数は20席しかない小さな映画館なのですが、音にもこだわりがある素敵な映画館です
館内の床は全て芝で出来ていたり、映画館の内装も森の中にいるような安心する空間になっています
座席数が20席、日本で一番小さい映画館
映画館というと繁華街にしかないイメージがありませんか?
田端という場所に映画館があるというのは少しビックリしますよね
入り口はこのようになっています
「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」さんは田端駅下仲通りという商店街のような場所にあります
日常の中に溶け込んでいる映画館なので、ここが映画館だと気づかない人もたくさんいるそうです
全国初のバリアフリー映画館(ユニバーサルシアター)
このチュプキの運営母体は「バリアフリー映画鑑賞推進団体City Lights」という団体です
「バリアフリー映画鑑賞推進団体City Lights」の代表の平塚千穂子さん
「バリアフリー映画鑑賞推進団体City Lights」とは、2001年から目の不自由な人たちを共に映画鑑賞を楽しむために、言葉による映像の解説(音声ガイド)をいち早く手がけ、視覚障害の映画鑑賞サポートをしてきたボランティア団体です
目の見えない人が映画なんて観れるはずがないというところから始まり、当事者たちもあきらめていたところからこの活動を始めました
目の不自由な人が音声ガイドを聞きながら映画を見ることができます
また耳の不自由な人も観れるように字幕付きの映画を流しており、車椅子の方でもそのまま入れるようになっています
こちらは「親子鑑賞室」です
小さなお子様がいて映画中に泣いてしまったりすると
迷惑がかかるから映画が見れないという親子のための部屋まで用意されています
窓も付いているので映画もそのまま見ることが出来ます
まるで森の中にいるようなシアター
映画が流れていない時に入らさせて頂いたのですが、小鳥のさえずりなども聞こえてきました
時間が経っていくとと共にスクリーンに映る映像や音も変わります
朝の小鳥のさえずりから、夕方のカエルの鳴く音なども表現しているとのことでした
映画館の内装だけでなくこのような演出が安心できる空間を作り出しています
チュプキの樹
この映画館を設立するにあたり、1800万円を超える膨大な資金が必要でした
映画館設立の覚悟を決めた後にSNSやクラウドファンディングなどを通じて募金をしたところ
3ヶ月で531名もの方々が支援をし、1800万もの募金が集まりました
この支援者の方々の名前が書かれた葉っぱが館内に生い茂っています
クラウドファンディング:夢の映画館!ユニバーサルシアターを創ります
音へのこだわり
この映画館の音響設計を監修コーディネートしたのは岩浪美和氏
劇場の全面、側面、後面そして天井までスピーカーを配置することで、立体的な音を演出してくれるよう設計しました
岩浪美和氏は立川の映画館「立川シネマシティ」の爆音上映で有名になった『ガールズ&パンツァー劇場版』の音響監督をやられていたり、他にも有名作品を手がけています
「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」の豊かな森にいるような優しく包まれる音響を「フォレストサウンド」と名付けました(7.1.4chドルビーアトモス/DTS:Xに対応しています)
目の不自由な人でも楽しめる映画館を作るために音響にもこだわった映画館を作りました
またスピーカーだけでなく音声ガイドの音質もこだわっています
地域との関わり方
この映画館を求めて全国から訪れる方もいらっしゃいます
小さな映画館なので、場所に気づかない方がウロウロいると声をかけてくれてこの映画館まで連れて来てくれる方もいらっしゃるそうです
また駅から向かう道で音のなる信号にした方がいいのではないかと動きかけてくれる人もいるとのことでした
田端の人は優しい人が多いので非常に助かっていると代表の平塚さんも話していました
人が集まる繁華街ではこのようなことは中々できないと思うので街全体でサポートしていければいいなと感じました
3月の上映スケジュール
3月には『地球交響曲』『湯を沸かすほどの熱い愛』『さとにきたらええやん』の3本を放映します
上映時間や予約などはホームページから行ってください
→「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」ホームページ
『湯を沸かすほどの熱い愛』の展示が近くの銭湯「梅の湯」さんで行われているのでこちらも合わせてどうぞ
寄席などのイベントも開催する「梅の湯」栗田尚史さんにインタビュー
バリアフリー映画館と聞くと一般の方が入ってはいけないのではないか?ということを思うかもしれませんがそんなことはありません
実際「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」さんにいらっしゃる障害者の方は1割、2割程度
他の映画館と比べればもちろん多いのですが、一般の方でも来て欲しいとのことでした
田端に住んでいる人は気軽に映画を見に行けますね!
音にも空間にもこだわった「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」さん
ぜひともここで映画鑑賞しましょうー!
「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」場所詳細
店舗名:「Chinema Chupki Tabata(シネマチュプキタバタ)」
ホームページ:http://chupki.jpn.org/
定休日:水曜日
営業時間:10:00〜23:00(上映時間はホームページを確認ください)
料金:一般 1,500円/シニア(60才以上)1,000円/学生 1,000円/中学生以下 500円
住所:〒114-0013 北区東田端2-8-4 マウントサイドTABATA
電話番号:03-6240-8480
アクセス:JR田端駅北口より徒歩5分
【お知らせ】田端マップが完成!
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田端の立ち飲みといえば タバタバー 。
こちらに、リアル版タバタローカルマップが完成!
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